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■教育環境も地域でつくる 庄和の皆さん、新年明けましておめでとうございます。広報を通じて町民の方々にお会いできること、うれしく思っています。 私と家族はニューヨークのケネディ空港の北、車で三十分程の教育熱心な町グレイトネックに十年間住み、四年前ここコネチカット州スタンフォード市に移りました。教育一つ取り上げてもこの二つの町は大きくちがいます。第二次世界大戦後、日本はアメリカから六・三・三制教育を導入しました。皆さんは日本とアメリカの教育制度は似ていると思うかもしれませんが、自主独立を尊ぶアメリカでは千差万別の教育が各コミュニティー(地域)で行われています。 アメリカは移民の国です。移り住んできた人々が力を合わせて町を作り、物資を確保し、教会を建て、一つ一つ自分たちの生活を作り出してきました。教育もその中で行われました。コミュニティーを守り、良くすることが自分の子供の教育環境の向上につながると考えています。これらの地域作りの精神がアメリカ人の教育観の土台になっています。パーティーや会合で、初対面同士の人は「どこに住んでいますか」と話が始まります。彼らは堂々と我が住む町の長所を説明し、町の税金の何十パーセントが教育費に当てられているかを誇りに語ります。 アメリカの公立学校は、地域住民の税金(固定資産税)で賄われているため、一般的には裕福で教育熱心な地域ほど教育環境が整っています。 これは同時に極端な地域格差も意味します。これらの背景からアメリカの両親は、PTAのみならず様々な形で学校の経営に参加します。学校に通っている間は、すべて学校にまかせる日本とは根本的に考え方がちがうようです。
「広報しょうわ」 平成4年新年号掲載
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